【今日の記事のキーワード】
・普段の練習は大音量で
・本番を想定する
・小さい音での通常練習は避ける
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こんにちは。ラッドミュージックスクール学長の瀬戸郁寛です。
前回の記事は【速弾きを志すなら小音→大音量の順に練習する】という内容でした。今回はその逆、大音量で練習せねばならぬことを説明しましょう〜。
先日スクールの柏本校のピアノ/ボーカルの生徒さんの弾き語りレッスンをオンラインでやりました。僕はサックスの専門家でありボーカルの専門家ではないけど、音楽全体のことをピアノを弾きながら教えているのです。他にもフルートとかクラリネットなども教えている。トランペットも。ジャズ演奏ができると対象楽器にかかわらず、中級者以上に対してジャズを教えられるので便利です。
さて。そのピアノ弾き語りの生徒さんと声量の話題になったのでシェア。
まず結論から申し上げよう。どんな楽器でも・・・
普段はなるべく大音量で練習!
以上。
■小音で練習すると次のような不具合が出る。(全ての楽器に言えること)
・本番いきなり息切れする
・本番で低い音域を歌えない(特にボーカリスト)
・本番で音をコントロールできない
・本番指に力が入って速く動かない
・本番バンドメンバーに音が届かない
うーん、全部致命的・・・
ちなみに下の音源は僕自身が実験で同じフレーズを小音と大音量で練習した差。
音の存在感そのものも全く違う!w
家がマンションやアパートの場合隣人が気になり大音量は無理!ってのもわかります。その場合やっぱりスタジオや最低でもカラオケボックスに行って練習しましょう。大音量で練習できます。
本番演奏では大きな音で演奏することがほとんど。その環境下で練習しとかないとマジでもう超不具合が本番で見受けられるのでこれは練習の絶対条件です!!僕も過去に数多くの失敗を繰り返しまくりまして・・・ww
あとひとつ面白いのが
「家で練習した時はバリバリジャズアドリブもできたのに、スクールに来て先生の前で演奏すると何故か上手くできません!」
という意見がマジで多い!笑
これは何故だろうなぁ・・・音量が理由とも思えないしなぁ。笑 まぁこの件についてはさらに僕自身研究が必要だなぁ・・・w
ということで普段の練習は大きな音量で!
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■著者について
株式会社Radwave代表取締役、ラッドミュージックスクール学長。ジャズを本気で教えて15年。
幼少期より海外で育つ。バークリー音大卒。ジャズに魅了され30年弱。映画音楽作曲やレコーディングなどを含め、多岐の音楽活動に携わる。ジャズが演奏できるようになる一歩一歩の自己成長プロセスに感動し、それを伝えるべくラッドミュージックスクールを立ち上げる。耳が良すぎてジャズ理論はほぼ全て耳から習得。特技は他人が演奏したフレーズを1音残らず瞬時に分析し、何故その音たちを演奏したのかを瞬時に分析する力。現在は日本とマレーシアを行き来しながら音楽活動を行う。ちなみに生業の一つとして芸能界の英語通訳もしている。好きなものはビールとドリアンと未知へ切り込む冒険心。
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