【今日の記事のキーワード】
・コードを覚えるコツはあるのか？
・完全に暗記する必要はあるのか？
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こんにちは！
ラッドミュージックスクール学長の瀬戸郁寛です。
今日はコードの覚え方のコツについて語りましょう。
生徒さんからよく聞かれます。
「せんせ～い、どうやったらコードって覚えられるんですか？」
今日はその導入部分について紹介していこう。
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たとえば・・・
ハイ、 Gb-7(b5) !!!
ハイ、Db7(#9) !!!
瞬時にポンっと頭の中に構成音が描かれたり、コードの形（ギターなどの場合）が浮かんできたり、管楽器であれば分散和音がソッコーで描けるようになるのが最終目標。完全に暗記する必要がある。暗記しているに越したことはない。様々な場面で自分を助けることになる。
それではまだまだコードを覚え切れていない方々はどうすればより短期間で身につけることができるのか？という観点で語りましょう。
僕自身の場合、高校生の時まだコードを一切覚えていなかったです。大学に入るチョイ前から来る日も来る日もコードのアルペジオ（いわゆる分散和音）をサックスで弾き続けました。しかもその当時はカセットテープでジャズのカラオケ（いわゆるマイナスワン）を流しながら。
それから30年の月日が流れ、もちろん現時点ではどんな難しいコードも一瞬で頭の中に構成音が思い浮かび、さらにその先にあるテンションも一瞬で体に染み付いています。
まずそもそもコードとはどのような時に最終的に利用するのでしょうか。
1、もちろん曲を弾くために必要不可欠な概念
2、作曲するときに自分でコードを選べる
3、アドリブをする時にある程度必要となるガイドライン
僕のようなサックス奏者（単音楽器）は2番と3番が当てはまります。ギターやピアノ、ベースをはじめ
としたコード楽器の方々は1番2万3番全て当てはまりますね。
では本題。下記を順序よくやりましょう。
1、主に5度進行の曲（枯葉など）を1曲だけ選ぶ
2、カラオケを流しながらコードトーンを下から上に向かってテンポに合わせて弾く
3、初めはコードを見ながら。
4、次に目を閉じて頭にコードを思い浮かべながら
5、来る日も来る日も枯葉だけを100回以上練習する
6、枯葉のコードを完全に制圧したら次の曲へ移る
つまり、曲単位で練習するということです。例えば枯葉に出てくるコード全てを覚えられたら、次の曲に行く。枯葉と同じ調でも良いし、別の調の曲でも良い。でもなるべく5度進行が多い曲を選ぶ。
【コードを覚えるためのオススメのジャズ・スタンダード曲】
・枯葉
・All the Things You Are
・There Will Never be Another You
・Blue Bossa
・Fly Me to the Moon
・I Love You
・Recado Bossa Nova
・Candy
・Left Alone
・Night and Day
・いそしぎ
・Take the A Train
・There is no Greater Love
・Isn’t She Lovely
・Wave
・Whisper Not
その他たくさん曲はありますがこの辺で。
結果的に何が言いたいかというと、体に染み込ませて覚え込むのが一番手っ取り早いです。
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僕がよく例え話として出すのが、お箸の持ち方。お箸を持つ時、何も考えずに持てるでしょ？それと全く一緒。何万回とお箸を握って来たから無意識のうちにお箸を握れるでしょ？それと全く一緒。だから1万回コードを練習すれば一生体に焼き付くのでご安心を。たかが1万回。笑
それではまた次回！
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■著者について
株式会社Radwave代表取締役、ラッドミュージックスクール学長。ジャズを本気で教えて16年。
幼少期より海外で育つ。バークリー音大卒。ジャズに魅了され30年弱。映画音楽作曲やレコーディングなどを含め、多岐の音楽活動に携わる。ジャズが演奏できるようになる一歩一歩の自己成長プロセスに感動し、それを伝えるべくラッドミュージックスクールを立ち上げる。耳が良すぎてジャズ理論はほぼ全て耳から習得。特技は他人が演奏したフレーズを1音残らず瞬時に分析する力。最近はジャズ以外のレコーディングやライブに多く携わっている。現在は日本とマレーシアを行き来しながら音楽活動を行う。海外にて各種音楽賞を受賞しまくる。ちなみに生業の一つとして芸能界の英語通訳もしている。好きなものはビールとドリアンと未知へ切り込む冒険心。
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