【今日の記事のキーワード】
・オルタードって結局なんですか?
・どうやれば覚えられますか?
・どうやったら上手に使えますか?
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こんにちは。ラッドミュージックスクール学長瀬戸です。
先日レッスンをしているときに生徒さんから質問があった。
「先生、よくオルタードって言葉が出てくるんですけど、結局なんなんですか!?」
なるほど。よし。そしたらオルタードとは結局なんなのかを【教科書には載ってない解説法】で説明してみま〜す。
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まず一つ言っておこう。オルタードスケールを教えるときに「オルタードスケールを暗記して覚えよう!」と僕は絶対に教えない。なぜなら暗記しても使えないからである。
じゃあ結局オルタードってなんなの?という質問に明確に答えるならば僕は2種類の答え方を準備している。今日はその1種類を紹介。(残りの1種類が知りたかったらオンラインレッスンを受講してネ!笑)
「半音で次のコードトーンにアプローチするための手段にすぎない」
とはっきりと答える。特に管楽器やピアニスト(キーによって指遣いが全て変わってしまう楽器)にとって暗記するのが地獄なスケールなのは事実。それよりも次のコードに半音でアプローチする手段と覚えた方が得策。
例を出してみよう。G7 → CMaj7 を思い浮かべてみよう。
まずはGオルタードスケールを書き出してみよう。2つの音だけ覚えよう。それだけで良い。スケールを丸々暗記するよりは簡単。スケールを覚える、というよりはスケールの中の2音を頭の中に思い浮かべられるようにする方が先決。
G7→CMaj7にアプローチするのだが、ビジュアル的にみやすくしてみよう。
半音で次のコードのルートと5度にアプローチするためにある!と覚えておけば合格であろう!
もちろんこの他にも色々考え方はあるけど、とりあえずこのパターンだけを覚えておくのがよいだろう。
フレーズにする必要もなく、はじめは短音だけで攻めてみよう。
それではまた次回!
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■著者について
株式会社Radwave代表取締役、ラッドミュージックスクール学長。ジャズを本気で教えて15年。
幼少期より海外で育つ。バークリー音大卒。ジャズに魅了され30年弱。映画音楽作曲やレコーディングなどを含め、多岐の音楽活動に携わる。ジャズが演奏できるようになる一歩一歩の自己成長プロセスに感動し、それを伝えるべくラッドミュージックスクールを立ち上げる。耳が良すぎてジャズ理論はほぼ全て耳から習得。特技は他人が演奏したフレーズを1音残らず瞬時に分析し、何故その音たちを演奏したのかを瞬時に分析する力。最近はジャズのみならず様々なジャンルのライブやレコーディングにも携わっている。現在は日本とマレーシアを行き来しながら音楽活動を行う。ちなみに生業の一つとして芸能界の英語通訳もしている。好きなものはビールとドリアンと未知へ切り込む冒険心。
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