今日の記事のキーワード】
・四分音符は重くぶった切る
・四分音符は遅く弾く
・音量を一定に
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こんにちは。ラッドミュージックスクール学長の瀬戸郁寛です。
今日は四分音符のお話。10秒の音源付きで説明しますね〜。
ジャズやっていると「八分音符のスウィング感が重要」って話をよく聞くけど、僕は同時に「四分音符も同様に超絶重要」 そしてむしろ四分音符の方が個性がモロに出まくる。と思っていまする。
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では早速例を出してみましょう〜。みんなが大好きなスタンダードを選びましょ。
曲は「The Days of Wine and Roses」を140 BPM程度でやってみましょう。
■今回の四分音符の条件は・・・
1、あくまでもミッドスウィングで演奏
2、主に四分音符が複数続く場合
3、バラード的な演奏ではない場合
です。出だしの数小節だけ使いましょう。
↓
ということで早速僕自身で録音してみました。
全部で10秒x5パターン録音したけど、あなたはその違いに気づけるかな??笑
まずは僕的ジャズの四分音符のあるべき響きはコレ(余分な飾りは一切抜いてます。音質は気にしないでチョ)
↓
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次に僕的にカッチョ悪い四分音符の響きをいくつか。
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以上です!これらの超微妙な差を聞き分けられましたか??
どれもまぁ正直なところ超微妙な違いだとは思うんですけど、微妙だけどめちゃくちゃ重要な音楽の要素です〜〜!四分音符は音楽の要。
マジで、かっちょいい四分音符はテンションが上がり、カッチョ悪い四分音符はテンションが下がりまくり。。。
■四分音符を弾くときのまとめ■
1、音量は最初から最後まで一定に
2、長めに伸ばしたらバスっとカットオフ
3、BPMのクリックよりも遅く入る
4、ボヤけさせない(なんとなく弾かない)
アップテンポやスローテンポの時の四分音符の演奏の仕方もいつか説明したいなぁ。
それではまた!
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【オマケの宿題】
四分音符が連発されるジャズスタンダード、例えばThere will never be another youなどを題材に、いろんなパターンで練習してみてくださいな。
■著者について
株式会社Radwave代表取締役、ラッドミュージックスクール学長。ジャズを本気で教えて15年。
幼少期より海外で育つ。バークリー音大卒。ジャズに魅了され30年弱。映画音楽作曲やレコーディングなどを含め、多岐の音楽活動に携わる。ジャズが演奏できるようになる一歩一歩の自己成長プロセスに感動し、それを伝えるべくラッドミュージックスクールを立ち上げる。耳が良すぎてジャズ理論はほぼ全て耳から習得。特技は他人が演奏したフレーズを1音残らず瞬時に分析し、何故その音たちを演奏したのかを瞬時に分析する力。現在は日本とマレーシアを行き来しながら音楽活動を行う。ちなみに生業の一つとして芸能界の英語通訳もしている。好きなものはビールとドリアンと未知へ切り込む冒険心。
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