【今日の記事のキーワード】
・ジャズはめんどくさい単語がいっぱい
・しかも日本語と英語で使い方が違う…
・あえてその単語たちは使わない
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こんにちは。ラッドミュージックスクール学長の瀬戸郁寛です。
先日ピアノの生徒にジャズアドリブ理論を教えていた。生徒から質問がきた。
「先生、それってドミナントモーションですか?」
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ハイ。ジャズには多くの特別用語が使われてるんですけど、覚えんのが正直メンドイっすよね。
本来それらの用語を的確に使わないといけないんですけど、なんせ英語と日本語じゃ使い方とかが全く違うんで困る瞬間が多いですよね。例えば
セブンスコード
フォービート
フォーバーズ
サビ
などが有名な和製ジャズ単語。英語と日本語じゃ全く違う。w
日本人以外に対してこれらの言葉を使うと????と思われてしまう。ちなみにサビってなんだろ・・・全く想像つかん。わさび?わびさびのサビ?釣具のサビキ?日本はサビれたのサビ?
俺は釣具のサビキだったら理解する。俺は釣りをを愛してる。釣った魚を自分で捌いて刺身で食うわけだから同時にワサビも好きだ。
そのほかにも・・・
ベビーカー
ホッチキス
ノートパソコン
なんかも和製英語だよね。
そんなこんなで日本語で教える時は僕はこれらの特別用語をどのように教えるか迷ってしまう。英語で教える時はストレートに教えれば良いだけなんだけども・・・。
ドミナントモーションもその部類。
日本語でドミナントモーションっていうときっとドミナントコードから解決する時の解決の方法などを主に説明する時に使用するんだろうけども、まぁぶっちゃけると・・・
半音で解決することね!
って俺は思ってる。笑
ドミナントモーションって日本語で教えると、きっと言葉の響きが原因でドミナントコード以外の部分での半音の動きは省いてしまう恐れがあるので僕は使わないようにしてる。たとえばメジャー7コードでもマイナー7コードの中でもアドリブの最中、いっぱいこの半音の動きは作り出せるわけでして、、だから
半音解決
の方がよくねぇ?
な〜んて思いながらニシニシ考えていたのでした。まぁ言語が海を越えて渡ってきたモンだから解釈も異なっていて当然なんだけどね〜〜。w
皆さんもジャズで使う単語、グーグル検索で調べてみると意外と面白いかも。
それでは〜。
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■著者について
株式会社Radwave代表取締役、ラッドミュージックスクール学長。ジャズを本気で教えて15年。
幼少期より海外で育つ。バークリー音大卒。ジャズに魅了され30年弱。映画音楽作曲やレコーディングなどを含め、多岐の音楽活動に携わる。ジャズが演奏できるようになる一歩一歩の自己成長プロセスに感動し、それを伝えるべくラッドミュージックスクールを立ち上げる。耳が良すぎてジャズ理論はほぼ全て耳から習得。特技は他人が演奏したフレーズを1音残らず瞬時に分析し、何故その音たちを演奏したのかを瞬時に分析する力。現在は日本とマレーシアを行き来しながら音楽活動を行う。ちなみに生業の一つとして芸能界の英語通訳もしている。好きなものはビールとドリアンと未知へ切り込む冒険心。
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